CONCEPT
軽井沢、敷地の半分以上に豊かな既存針葉樹がある敷地での計画。
どの樹木も立派で、それらは敷地の対角線上を、緩やかな弧を描いて立ち並んでいます。そしてそのラインの角度は、敷地に対してベストな景観を得られる角度でもあります。豊かな景観を得るためには、そのラインに対して建築を向けることが一番の方法であると考え、それに沿うように配置しています。既存の樹木を伐採しなくても、ちょうどそのための面積が敷地に残されていたのです。
配置計画から内部の計画までの全てが、樹木を透過した陽光や、陽光に照らし出された木々の景観を享受するために計画されています。南の暖かい陽光も取り入れつつ、西側の庭の景色も楽しめるプランニング。どの窓から顔を出しても、立木のすぐそば、木漏れ日の中です。
建築制限
建ぺい率20%、容積率20%、勾配屋根、浅間山麓景観育成重点地域
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